112.心3

112.心3

A子は物書きの仕事に勤しんでいた

仕事柄、他の創作物にも自然と目がむいた
A子はそんな時いつもこう思うのだった

「そこに心はあるのだろうか」

魂のこもった作品というのは、いつもA子の魂を揺さぶっていた
A子はその感覚が忘れられなかった

そしてA子自身もそんな作品を手掛けたかった

ところが、A子はいつまで経ってもそのような作品を創ることができなかった
そのため、A子は思い悩んでいた

「いったいどうしたらいいのかしら」

A子はネットで調べたが、うわべばかりのテクニックばかりで、そんな情報は出てこなかった
実際に作品を作った人に会いアドバイスを求めても、どう伝えたらいいのか困っていた

「心や魂といっても目に見えるものじゃないし…どうすればいいの」

A子は創意工夫を重ねながら、テクニックは上達していったため、そこそこ仕事も入ってきていた
しかしA子が望んでいたのは、そんな技術ではなかった

A子は思い悩んだ挙げ句、遂に決心し最後の手段をとることにした

「仕方ない、AIに聞いてみよう」
A子はAIに心や魂なんてわかるわけがないと思いながら、ダメ元で聞いてみたのだった
「心や魂が入った作品を創るにはどうすればいいの?」

AIは答えた
「はい。お答えします。それはあなたの経験そして体験し感じたことをありのままに表現してみることです」
A子は更に質問を続けた
「でも、受け手がそれを望んでいなかったらどうするの?」
AIは答えた
「はい。お答えします。他の人を気にした途端、それはあなたの心ではなくなってしまいます
まずはあなたの心をありのままに表現した上で、後でいくらでも調整していけばいいのです
他にも…云々」

A子は思った
「そっか!なるほど!」

A子は妙に納得してしまった

それからというもの、A子の作品は命が吹き込まれたような輝きを放ち始め、多くの人に感動を与えるようになった

そしてついに認められ賞をとったのだった

インタビューの席が設けられ、A子はインタビューで質問を受けることになった
「どうやってあのような魂を揺さぶるような作品を創れるようになったのですか?」
A子は答えた
「はい。お答えします。その方法を、AIに教えてもらったのです」

その瞬間、会場には静けさが漂ったのだった..

補足

スピードが加速する時代の中で、テクニックだけが先行してしまい、心が無くなった作品ばかりが溢れかえった時、AIが人間以上に心の存在を理解できるようになったとしたら、果たして人間の価値はどうなるのだろうか?

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