31.命

31.命

博士は、人間の愚かな行為を無くすことができないか真剣に考えていた。

その研究のはじまりは、ふとしたキッカケだった。
試行錯誤の末、その研究を進めていくうちに遂に新しい発見をすることになった。

その後、遺伝子工学の進歩により、健康で若い肉体のまま超高齢化社会が実現された。

そして、セックス無しで高齢でも子供を創ることが可能になった。
やがて、中絶を無くすため体内での妊娠はできないようになってき、自意識もない無力な胎児が死ぬこともなくなった。

すると十分に準備が出来た家庭にのみ子供が出来るようになったため、人口の爆発的増加も食い止められ、遺伝子が優秀なだけでなく愛情で育まれた人間だけが増えるようになった。

それがひいては、世界全体で起きていた愚かな行為も激減していったのだった。

補足

命を終わらせる権利はない。その前提に立たなければ自分自身の命の重さすら軽くなってしまうからだ。それがたとえ、人間以外であっても重く受け止めていくべきではないだろうか..

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