8.頭脳

8.頭脳

A子は、試験を受けていた。
ところが多くを犠牲にして必死に勉強したにも関わらず、質問自体が理解できなかった。

当然、A子は試験に落ちた。

A子は納得がいかなかった。
なぜならA子には、試験の問題の意味は理解出来ていたからだ。
意味は理解できても「なぜ、そんな問題を出すのか?」が理解できなかったのだ。

「もっと適切な問題があるのに」と、A子は納得出来なかった。
納得できないものに答えは出せない。
それがA子の選んだ答えだった。

とはいっても、A子は諦めきれなかった。
再度試験に挑戦するため、A子は先生に質問した。

「どうすれば受かりますか?」

先生は答えた。
「どうしてその問題を出したのかは、考えなくてもよい」

A子は、アドバイスに従うことにした。

A子は思った。
「考える必要がないなら、簡単だわ」

A子は記憶力には自信がなかったため、最新の脳内とインターネットを接続できるチップを埋め込むことにした。

ところが試験後、その装置を付けていたことが不正とみなされ、またもや不合格となった。

A子は、再び先生へアドバイスを仰いだ。
先生は答えた。
「カンニングはいかんよ」

A子は、理解した。

そこで次に試験対策として、記憶力をアップする薬品を飲んで挑んだ。
すると、またもや不正とみなされ不合格となった。

先生は言った。
「ドーピングはいかんよ」

そこでA子は最後に、何にも頼らず自分自身の考えだけで挑むことにした。

結果、不合格だった。
A子には理解出来なかった。

先生は言った。
「A子さん、答えは一つだよ」

A子は各問題の回答を三つずつ、詳細な解説付きで書いていたのだった。

補足

当たり前のことを当たり前に行うことは簡単なように見える。
ところが、一旦当たり前でなくなった時、それを理解するには、大変な努力が必要となるのかもしれない。

知識においても、蓄えたものが知識だとなるなら、別に人間の頭でなくても要は足すことができる。

今の時代、インターネットやコンピューターが普及しているのだから尚更だといえるだろう。
仮に知識は道具に過ぎないとしたら、道具を持っているかどうかの試験ということになるのだろうか?

しかも予め決まっている答えであるなら、コンピューターに答えさせた方が懸命だといえるのかもしれない...

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