27.合理性


27.合理性

性が自殺し、死体が熊に食べられたニュースが流れた。

その、三ヶ月前..
A子は、悩みに悩みぬいていた。

「私は、食べられたくない」と考えていた。

そう考えるとA子は、何も食べられなくなった。
たとえ植物でも「そんな酷いことはできない」と考えてしまう。

食べられても影響のないものに対しても「それが他の人に奪われたら、私ならとても耐えられない」と考えてしまうのだ。

それでも「もしかすると、相手の喜びが自分の喜びと思う人がいるかもしれない」と考え、これまで何とか食べて生きることができた。
それでも「その考え自体が自分勝手な解釈になるのかも?」と思い、日々、苦悩に苛まれてきたのだった。

その結果、A子は栄養失調状態になり、摂取した栄養は悩むことにエネルギーは使い果たされ、答えも浮かんでこなかった。

そんなある日のこと、A子は思った。
「この状態じゃ、世の中に対して何の役にも立たない。」
A子は、考えを改めた。

気にせずどんどん食べられるようになったため、活発に動き回れるようになり、問題に対する答えも浮かんでくるようになった。
そしてA子は「何かをするには、犠牲はつきものだ」と思うようになった。

そう考えていた時、A子は山登りをする事にした。

その山は熊が出没する事で有名だった。
最近では人里まで降りてくるらしい事をニュースでやっていた。
A子が山登りをしていると、案の定、お腹をすかせた熊がいた。

A子は自ら身を切り裂き、その熊に命を捧げたのであった。

補足

合理性を極めようとすればするほど、矛盾に気がつく。どんな事でも、完璧な合理性は成り立たない。不合理性が生じることも含めていく必要があるのかもしれない。

完璧はないとしても、出来る限り合理的に考え選択していくことはできる。
生きていくということとは、そういう事なのかもしれない。
それ自体、命あってのことになるのだが..

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